小さな足音が廊下から聞こえた様な気がして、自室の扉に目をやった。足音を耳に入れたというよりは、そういう気配をふと感じただけかもしれない。それくらい、注意深く耳を澄まさないと分からない程の、足音だった。周囲の全てに気を遣う様な忍び足。時間が時間なので、音の主はこの階の住人をどうにか起こさないようにとひっそり、こっそり、歩いている。俺は偶然、眠れなくって起きていたけど。枕元の小さな明かりを頼りに読みかけの本を開いていた俺は、廊下の人物が気になって、本を閉じるとベッドから体を起こした。しばらく耳を済ませてみる。どうやら足音と、その人の気配は、俺の部屋の前で止まった様だ。ふむ、と思案したのはほんの数秒で、俺は真似るように足音を消しながら、ドアの前まで移動した。薄い扉を隔てて向こう側にいるであろう相手は、ドアをノックするのを躊躇っているのか、最初から開ける気は無いのか、何のアクションも起こさない。俺はそうっとドアノブに手を掛ける。扉の向こうの相手がもしも今意を決してこのドアを開けたとしたら、目の前に立っている俺を見て、「自分が扉の向こうにいるのを気付きながらわざと開けるのを待っていた意地の悪い人」なんて思うかもしれない。それを心配した俺は、此方からドアを開けることにした。多分開くのを待とうが此方から開けようが、ドアの向こうの人間はびっくりしてしまうと思うけど。
なるべく音を立てないように、そっと、ゆっくりドアノブを捻る。僅かに開けただけでも、ドアの前に立っていた人物がびくっと肩を震わせるのが見えた。慌てて隠れようとしたのか、扉の前から身を引いたのが分かるけれど、隠れる前に俺が名前を呼んだので、その人物は観念して俺を見上げた。
「…?」
「……、あ…」
「どうしたの?こんな時間に」
彼女も俺も、日中の服とは違い、今すぐにでもベッドに入って寝られるような格好だ。その服装こそが、「こんな時間に」を示している。見慣れない寝間着姿を見下ろしていると、恥じらうようにが自身の両手の指先を擦り合わせ、視線を足元に落とした。ほんのりと耳が赤いかもしれない。それをはっと意識した瞬間、なんだか此方も無性に恥ずかしくなって、口元を押さえ、それとなく視線を泳がせた。自分でさらっと言っておいて、なんだけど、本当、「こんな時間に」だ。その言葉の意味を、分かっているようで頭できちんと理解していなかった。
「…ええと、その……夜、だし…、ね?」
「……」
は顔を赤くして俯いたまま、もじもじと縮こまるだけで、俺の言葉に返事をしない。困った。正直、すごく、困った。続ける言葉が俺の方こそ見当たらなくて、しぃんと沈黙が流れる。その沈黙の間に、いろいろなことが頭の中を巡った。彼女は一体どういうつもりで、こんな時間に俺の部屋に訪れたのだろう。訪れたはいいもののノックすら出来ずに部屋の前で立ち止まっていたのを見るに、此処に来るのだって相当な葛藤があったはずだ。それは、夜遅くに、他人の――否、男の部屋を訪れるという行為が、一般的に見てどう思うか、分かっての事、だろう。いや、けれど、この子に限って、そんな…、うん、そうだ、この子は、そんな子じゃない。真面目で、大人しくって、清純で、下心なんてものとは無縁そうな「お嬢さん」だ。下心が見え見えなのは、俺の方じゃないか。変なことを考えているのは、俺だけ。にはそういう、深い意味なんて、ないんだろう。夜遅くに男の部屋を訪れることがどういうことかなんて、分かってない。
ならば変に意識する必要はないし、その手の話は避けて、とも思ったけれど、なんだかそれじゃあ少し、納得がいかないというか、一言いっておかなくては、と余計な世話を焼きたくなる。俺はじっ、と真面目な顔でを見下ろして、たしなめるように言った。
「駄目だよ、。君は女の子なんだから、夜遅くに男の部屋になんて行くものじゃない。真面目なはそんなつもり無いだろうけど、勘違いした男が変な気を起こしたら危ないから」
の眉が下がる。しゅんとしたようにも、困ったようにも見える。俺の言葉を理解してくれたのか、先程よりさらに、恥ずかしそうにしているようにも、見える。そしてその目はこうも訴えてくる。「じゃあ佐疫さんも、男の人だから、危ないんですか」と。そう、目だけで訊いてくる。
「…俺は、ええと…危なくはない、かな、一応。うん。俺はいいけど…、…」
他の皆には同じことをしちゃいけないよ、なんて、言いかけてぴたりと口の動きを止める。他の皆は、危ないのか?親友の顔を思い浮かべてみる。斬島は結構天然なところがあるから、女の子が深夜に部屋を訪れても、そんな流れにはならないかな。同じ様な理由で平腹も、うん、無いだろうな。田噛は…寝てそうだ。起きてくれなさそう。それ以前の問題だった。谷裂…谷裂も、そういう事に関しては硬そうなイメージがある。木舌は…木舌…、いや、やめよう、なんで皆のそういう面を真剣に想像しなくちゃいけないんだ。やめよう。というか、自分よりよっぽど他の皆のほうが「危なくない」というか、そんなこと考えなそう、というか。逆にそういう考えに至ってしまう自分の方がおかしいんじゃないか、と思えてくる。
言葉の続きを大人しく待っていたが、不安そうに俺の顔を覗き込む。自分の中の聞かれたくない声や見られたくない一面を見透かされてしまうんじゃないかと、どきっとした俺は思わず大袈裟に目を逸らしてしまった。取り繕うように、ええと、それで、と適当な時間稼ぎをしてる自分が格好悪い。
「何か、俺に話したいことがあったんじゃない?急用だった?そうじゃなきゃ、この時間に部屋まで来ないだろうし」
「……」
「?」
やっぱり、彼女はなかなか話してくれない。恥ずかしそうに、申し訳無さそうに、俯いた。だけど、やっぱりいいですと背を向けることもないので、何か話があるはずだ。真剣な話なんだろう。相談事かもしれない。それまで、どこか思考がふわふわしていた俺も、きゅっと気を引き締めた。頼ってくれるのは嬉しい。深夜に、誰かに話を聞いてほしくて仕方がないときに、一番に頼ってくれるのは、嬉しい。いや、でもやっぱり少し、この時間に部屋に来られるっていうのは、別の意味で、困ってしまうんだけど。俺は努めて優しい表情と声で、尋ねてみた。
「話してくれる?此処に来た理由」
「……、ご、ごめんなさい…」
「え?何が?」
「その……、あの…、相談、とかじゃ、なくて…そんな大袈裟じゃなくて…」
「…うん?」
「……ただ…、その…」
絞り出した声は、やっぱりまた無言に戻ってしまう。はいつも大人しい。いつも、部屋の隅っこで、誰かの陰で、微笑んでいる。話すのが苦手で、とすぐに真っ赤になって、俯いてしまう。そんな彼女が、どうして、此処にやってきたのか。相談事ではないらしい。急用でもない。重要な話というわけでもなさそう。「ただ、」と彼女は言った。大したことじゃない。もう少しちっぽけな理由。ちっぽけでも、俺の元へ来てくれた、理由。
「…眠れないの?」
少しだけ屈んで、小さな声で、内緒話する様にそう尋ねた。はおずおずと視線を上げて、俺と目を合わせる。小さな子供に聞くように、うん?と微笑んで首を傾げて促すと、彼女はそっと頷いた。僅かな首の動きだったけど、確かに、こくり、と。
なるほど、眠れなくて、俺の部屋に。理由は分かっても、この場合自分がどう対応すればいいのか、という答えは明確には分からない。自分は試されているのだろうか、とすら思う。どんな対応が、模範解答だろう。部屋に入れて、「じゃあ眠くなるまでおしゃべりでもしようか」と微笑むのが正解だろうか。紳士的な対応?いや、でも、部屋に入れていいのか?本当に?本当の紳士ならば、夜分遅くに女性を自分の部屋に入れるなんてことしないんじゃないか。いや、でも、部屋に帰りなさいと突っぱねるのも可哀想な気がする。眠れないというからには、何か理由があるんだろうし。怖い夢を見るだとか、寂しいとか、人恋しい、とか、ああ、いや、でも…。部屋に招き入れて、寂しいだとか人恋しいなんて震えた声で言われた日には、その後自分が何をしでかすか分かったものじゃない。自分の想像に自分で口を覆う。困った。
「……佐疫さん…あの…」
「ああ、ごめん、その」
「いえ…私の方こそごめんなさい、いきなり押しかけて、起こして、迷惑なことを言って…」
「いや、君の足音で起きたわけじゃないよ。元々起きていたんだ。俺も今夜はなんだか眠れなくてね」
「…そう、なんですか…?」
「そうだよ。君と同じ。だから…ええと……、…廊下で立ち話じゃなく、良かったら、中に入って少し喋らない?」
結局、葛藤なんて意味をなさず、俺はを部屋の中に誘った。さも当然の様に、微笑んで、なんにもやましい想像なんてしなかったみたいに、「どうぞ」とドアを大きく開ける。本当の紳士は女性をこんな時間に自室に入れることなんてしないかもしれないけど、自室で何も起きなければ、それは、紳士な振る舞いであったということに、なる…というか、そういうことにしたい。はそっと足を踏み出して、俺の部屋の扉という一つの境界線を越える。そういえば枕元の灯りしか点いていなかったということを思い出して、俺は慌てて部屋の照明に手を伸ばした。明るくなった部屋にどこかほっと安心しながらも、後ろ手に部屋のドアを閉めた時、なんだか自分がすごくいけないことをしているような気持ちになった。だって、そうだ。こんな夜遅く、自分の部屋に、がいる。そんな見慣れない光景を、自分だけのものにするように、をこの部屋に閉じ込めるように、その為にドアを閉めた気になる。
「、そんな、床に座らなくてもいいよ」
「いえ、でも」
「ベッドを使っていいから」
「え…」
「何か飲み物でも持ってこようか」
「いえ、いいえ、大丈夫です…」
自分で促しておきながら、自分のベッドに女の子がちょこんと座っているという現状、目の毒すぎていけない。この場合の「毒」というのは、見たら害になるものというわけではなくて、もっと、別の意味での、「目の毒」だ。落ち着かないのか、はベッドの上で小さくなって正座している。視線は下を向いたまま。さて自分はどうしようかと考えて、とりあえず腰を落ち着ける場所を探す。さすがに彼女の隣に並んでベッドに座るのは、いけないと思うし。机に向かおうとしたところで、が「あの、」と声を上げた。なあにと訊く前に、の、見上げてくる瞳に自分の意識が吸い込まれる。
「…となり、に」
懇願するような声。眉を下げて此方の反応を気にする彼女は、慎ましいのか、大胆なのか、分からなくなる。隣に来てほしいと、そう言ってるのか。俺はしばらく呆然と突っ立って、を見た。俺が返事をしないせいで、その間にも恥ずかしさが込みあげるのか、彼女の顔はみるみる赤くなって、ついには耳までその赤がさして、瞳が揺れる。恥ずかしくってしんでしまいそうだと言わんばかりの顔をするくせに、今日の彼女の言動は、どれも此方を、男を、煽るものでしかない。様々な感情が入り混じって、いろんな感情を飛び越えて、俺はなんだかもう、憎らしささえ感じてしまう。近づいて、片方の膝をベッドに乗せる。小さく軋んだ音に、はぴくりと肩を震わせた。
「…俺がさっき言ったこと、忘れちゃった? 勘違いした男が変な気を起こしたら危ない、って」
「……」
「そりゃあ…俺なら危なくない、なんて、嘘を言ってしまった俺も悪いけど」
「うそ…ですか…?」
「うん。嘘のつもりではなかったけど、嘘になってしまうと思う」
「勘違いだ」と最初から知っているくせに変な気を起こすのだから、一番救いようがないんだけど。彼女はきっと悪気も、「そんな気」も、無いんだろう。佐疫さんは真面目な人だから。優しい人だから。紳士的な人だから。――だから夜中に部屋を訪れてもいい、と。何もしてこないんだ、と。警戒心など最初からこれっぽっちも持ち合わせずに、は俺のベッドに腰掛けたんだろう。俺がゆっくりと体を沈ませると、後ずさるようにじりじりとベッドに手を付いたが後ろに体重を掛ける。それがなんだかいじらしくて、じれったくて、彼女の体が完全に倒れきる前に、やや乱暴にベッドに押さえつけた。悲鳴は無い。抗議の声も聞こえない。彼女はただ、自分の上に覆いかぶさってきた男を見上げて、唇を結んでいた。
「ほらね。こうやって、君がこういうことに疎いのをいいことに、つけ込んで、押し倒すような男がいるんだ」
「……あ、の…」
「分かっているよ。そんなつもりは無かった、って。それでも、無意識でも、今夜の君の言動は、目に余る」
「…怒って、る…」
「少し。だって、俺が必死におかしなことを考えないようにしようって自分に言い聞かせてるのに、君が…」
あんまりにも警戒しないから。隣に来てくれなんて言うから。悔しいような、腹が立つような、そんな気持ちにもなる。だって、俺以外にもこんなことを無意識にしたらと思うと、気が気じゃない。そんなことにならないように、少し、痛い目を見てもらわなくちゃ。少し、反省してもらわなくちゃ。(なんて、自分が我慢できなかった言い訳だ)
「佐疫、さん…あの…っ」
「…ん」
「、ひゃっ」
縮み上がるようなか細い声を聞きながら、の耳元にわざと音を立てて口付ける。自身の声に驚いたのか、恥ずかしそうにふいっと顔を背けるけど、顔が横を向いたお陰で俺としては余計に耳元へ悪戯しやすくなって、ちょうどいい。何度も、ちゅ、って音を耳へ響かせて、肩が跳ねる様子に、笑う。もちろん、わざと息が掛かるように、だ。それでも彼女は必死に声を抑えるばかりで、俺を突き飛ばそうと腕に力を入れたり、じたばた暴れたりなんてことは一切しない。そんな様子が逆に少し心配になった。押さえつけていた腕を解いて、俺はそっとの前髪を押し上げる。ぎこちなく、視線を、顔を、正面に向けてくれた彼女と目が合って、いたわるようにその額にキスをした。
「」
「…は、はい…」
「もっと嫌がってくれないと、俺、止まらなくなっちゃうよ」
「あ…」
「それとも…そうさせたいの?」
少し心配だなんて言いつつ、あんまりにも抵抗がないと、そう都合よく受け取ってしまう。そんなわけないんだろうけど、と頭では分かっていながらも、が俺の言葉に恥ずかしそうに目を逸らすだけで、やっぱり否定を口にしないものだから、宣言通り、俺のいじわるが止まらなくなる。首筋に顔をうずめて、鎖骨や喉元にキスを繰り返し、の息が熱っぽく吐かれた頃に、耳元で囁いた。「…最初から、こういうことされたくて、期待して、俺の部屋に来たの?」どこかの漫画にありそうな、お決まりの台詞だ。そしてそういう場合、大抵やっぱり男の勘違いで、女の子は困り果ててしまう。お約束だ。男って結構、都合のいい生き物。そうだよ、俺だって男だ。何も知らない赤ずきんを、食べてしまいたくなる時だってある。
が、恥ずかしさのせいで涙目になりながら、俺を見つめる。意地悪なこと言っちゃったな、って自分でも反省して、そっとその頬を撫でた。
「ごめん、嘘だよ。分かってる。真面目な君が、そんなふしだらなこと考えるわけないよね」
「……、…」
「でも…君もきっと同じように、俺が真面目で誠実な人だって、こんなことするわけないって思ってた、よね?…軽蔑したかもしれないけど、俺は…、っん」
腕が伸ばされたと思えば、それが頭の後ろに回って、ぐっととの距離が近づく。そのまま唇が重なって、俺の言葉は飲み込まれてしまう。ぎこちなく押し付けるような口づけに、しばらく頭がついていかない。唇をそっと離したは、俺の瞳を見つめて、縋るような切ない声で、「分かっていたんです」と口にした。
「夜、男の人の部屋に押しかけることが、どういうことかって、私、分かっていたんです」
「………」
「分かってて、此処に来たんです。最初から、私、期待…して、佐疫さんに、触れてほしくて…」
話すのが苦手な、恥ずかしがり屋の女の子が、一生懸命に話す。黙りこんだり、つっかえてばかりだったり、そんな彼女が、目を逸らさずに、俺へ話してくれる。きっと恥ずかしくってたまらないであろう台詞を、隠さずに。感情が昂ぶって、つうっと涙がこぼれても、それでも俺から目を離さずに。
「私、佐疫さんが思うほど、真面目で、純粋で、真っ白な女じゃありません…、私もっと汚くって狡くって、はしたないから……」
そこまで言うと堰を切ったようにの目から涙が溢れだして、彼女は両手で顔を覆ってしまう。震えている肩は細くて、今すぐにだって抱きしめてしまいたくなる。だけど、それよりもまず、彼女が打ち明けてくれた秘密に、応えなくては。俺も、改めてちゃんと、俺の秘密を口にしなくちゃいけない。俺の好きな女の子が、どんなに可愛くて愛しいか、言葉にしなくちゃいけない。顔を見せてくれないに、囁くように「腕、どけてほしいな」とお願いしてみる。ふるふる首を横に振ったに、「おねがい」と再度優しく頼み込む。これでもかというくらい、甘えた声を出した。観念したように恐る恐る目元を覆っていた手をずらしたは、俺の顔を見上げて、まだ泣き足りないと言いたげに眉を下げている。
「私のこと、軽蔑…しましたか」
「しないよ。そりゃあ、君のこと…誤解はしてたみたいだけど」
「…っ」
「ずるいな、いつから知ってたの?俺、君にがっかりされたくなくて、ずっと『優等生』でいたのにな。君に可愛いことされたら、簡単に部屋に入れてしまうくらい理性の弱い奴だって、君にはお見通しだったんだね」
「そっ、そんなふうに、思ってたわけじゃ…!」
「ふふ。特務室一の秀才だとか、優等生だとか、好青年だとか、聞いて呆れるよ」
「そんなこと…」
「でも、そうやって取り繕わなくていいなら…、君が曝け出してくれたんだから…俺も、ね」
不安げなに薄く微笑んで、彼女の寝間着の釦を上からぷちりと外す。身じろぎした彼女に、逃げないで、という意味を込めて深い口付けを落とした。「優等生」なんて言葉が俺の元から泣いて逃げ出すような、はしたないキスをしよう。舌を絡めて、唾液が混じりあって、ぐちゃぐちゃになるくらいの。だって、俺に触れてほしかっただなんて言われてしまったら、そんな言葉を聞いてしまったら、加減なんて出来るはずがない。遠慮なんてできない。でも、それが君の望んでくれたことだから。――なんて、やっぱり、都合がいいかな。男って。
こじあけたい愛欲
(ねえ、もっと、俺の知らない君を教えて。君にしか見せない俺のことを、もっと、教えるから)